第420話 秩父・岳集落跡編vol③『半分こ の学校』旧浦山小学校跡・うわごう道Let's\(・ω・)/にゃー
『お客さん、どこまで行かれるんですか^^』
小さな小さな市営バスに乗り込んだ私とくまっちに運転手のオジサマが声を掛けてくる。
『えーっと・・・えーっと・・・、日向(ひゅうが)まで行きたいんですけど。もしくは日向?(ひむかい)って言うのかな~エヘへ(苦笑)』
実際、この時点で私は地名の読み方をよく分かっていなかったっす。マジデ^^;
『ひゅうが?んんん?』
そんなバス停あったっけかな?という顔つきで運転席から私を振り返るオジサマの顔を私ってば恥ずくってまともに見れねーw
『あれま、たぶん日向(ひなた)のことじゃないの?』
『ああー日向(ひなた)かー^^』
『そう、それですヒナタ、ヒナタですw』
オジサマ以上に困っていた私を助けてくれたのは、後部座席にポツンと座っていた地元の方らしきお母さんだったのです☆
ありがとうございます^^
そんなこんなで、いざ秩父は『さくら湖、ヒナタ』です☆
---私たちを乗せたバスは緩やかに、ピンクと緑の山間へと向ったのでしたーーー
バスと言っても数人しか乗れない車内。
前料金ということで、目的地までの300円を雑貨屋で買ってきちゃいましたって感じのプラスチックの料金箱にチャリンチャリンと投入。で、その後はーーー
運転手のオジサマが、身内のようにガイドさんのように話しかけてくれました^^
そしてそこにこっそりと入るお母さんの相槌。
ここはどうだとか、
ここは何々なんだよ?とか、
ふつーのバスじゃ味わえない密着密接バス旅行です^^
車窓から見える、流れていくサクラに囲まれた坂道を ぐいぐいと進む小さな市営バス。
時間にしたら40分はあったはずなのに、
お話と景色でワープしちゃったんじゃないかというくらいに、あっという間に日向バス停についちゃったですよ。
『ありがとうございました^^』と、ペコリとバスを見送ります。
とうとう、ようやく到着です(私の遅刻のせいでだいぶ遅くなったけどねw)
今回の目的地『岳集落跡』への入り口へと。
『今、1時過ぎっすから、次の便は14:10か・・・16:10でありますね女帝。・・・というか少なっw』
帰りのバス時間も気にしておかないとと言うことで、道路渡って向かいのバス停の時刻表を覗き込む私たち。
・・・一日4便なんですか^^;
目的地もよく分からず、更にそこまでの所要時間すら調べてない私たち(いや、どちらかといいますと、ホストである私が調べておかなきゃいけないんすけどねw
『ま、とりあえずいきまっしょい☆』と、くまっちに号令を掛けつつ、
私たちは、
さくら湖周遊の道から外れて山へと向う道に歩みを進めたのでした。
---歩くこと『たった数分』
いくらも歩いてない自分が辿った道を立ち止まってふと振り返る。
それに合わせてくまっちも立ち止まる。
『女帝・・・道がすごくスイッチバックしてます^^;ショボーン』
ゼーハー・・・ゼーハー・・・息切らしマクリマクリスティーな私たち。
先ほどのわらじ丼もボディーブローのようにじわじわと体力低下に追い討ちをかけていたようっす^^;
ぶっちゃけ・・・何かが出そうなくらいです。
ええ、口から♪
日向集落をようやく上りきった(?)辺りで分岐点。道が左右に分かれていました。
『女帝、どちらに進むのですか?ニヤリ☆』
『たぶん~南側に伸びてる道だと思うよ^^』
『たぶんなんですかw』
北に伸びてる道は舗装された道路。
南側に伸びてる道は森の中へと続いてるとくれば、やっぱ森の方ですよね☆
『冗談じょ~う~だ~ん~だってばw 私がいちおー予習してきた知識から説明するよ^^
この日向から、さくら湖を囲むように南へと集落跡が点在するの。
そのほとんどが山の中。
でね? その集落達を結ぶ昔の生活道路が存在するわけ。
それが『うわごう道』と言われる道らしいの^^
だからそのうわごう道を歩けば、おのずと廃集落跡に出会えるって寸法ですのよオホホ☆』
その集落跡の中には去年おにいちゃんが訪れた『茶平』という集落も含まれてるのです。
『で、女帝。こちらの道がその・・・うわごう道なのですかね?キリリ☆』
『確信は無いっすw 地図にも載ってないし、グーグルマップの衛星画像で閲覧しても途中から道らしい道は途切れてるし。
ただ、森の中に建物らしきものが点在してるのだけは分かるの。
・・・行くっきゃないっしょくまっち☆ めざせ!うわごう道っすよ!』
今回のオフ会ホストがこれだもの☆
・・・私が言うのもなんですけどねw
『アレ? なにかプレハブっぽい建物が近くにありまっしゅ』
くまっちが、ふと気づいた一見ふつーの小屋。
実は、学校跡だったのです。
『これは、たぶん~旧浦山小学校跡かも(昭和61年閉校』
『でもなんか学校としても分校としてもちいさ過ぎるでありますよ^^;うひー・・・』
確かに小さいね・・・
『憶測だけどー、
ぐるりと建物を回った感じで見てみると、一部分だけトタンみたいな壁になってるじゃん。
向かいにある寄合い所みたいな建物から察すると、
ここは廃校の定番の使われ方をされてたんじゃないかな?』
『定番の使われ方???』
『くまっちさ、去年~私とお兄ちゃんと三人で栃木県の石裂(おざく)小学校跡に行ったよね?』
『ええ。行きましたがそれがなにか?フヌヌ?』
『あそこも廃校脇に集会所があったでしょ?』
ここで、くまっちが『ああー!』と手をポンと叩いて納得の表情を見せた。
『つまり、公民館や集会所とかの倉庫代わりとしてここも使われてたか使ってるんだと思うの。
だからここもそうなんじゃないかな^^
で、道路に面してる余分な部分だけ何かしらの理由で解体したとかなんじゃないかとコナン君みたいに推理っす☆
近くに歩いてる地元の人でも居れば聞いたりできるんだけど、今はいないしね。
あとで調べてみようか^^』
『憶測の魔術師ですな女帝♪ あってるかどうかは抜きにしてw ニヤリ』
『半分この学校かー・・・。ここで勉強した子とか、私なんかよりめちゃ先輩なんだけど、
この学校を見たらどんなキモチなんだろうね』
『・・・残ってるだけでもいいほうなんじゃないかと思いますよ?女帝。キリリ☆』
解体されて跡形もなくなってる思い出の場所は、どんな人にもきっとあると思います。
私は自分の思い出の場所でも無い、この半分この学校の前でしばらく思いに耽るのでしたーーーー
※ここまで読んでいただきありがとうございました^^
ここから『うわごう道』のスタート(事実上の今回のシリーズのはじまり)となります。
次回からいよいよ廃集落へとlet’s\(・ω・)/にゃー☆
この記事へのコメント
恐らく廃村さーくるシリーズを続けていく上で、これからもたびたび出てくるのかなあ~と思うキーワードだったりです^^
昔は使ってたんだよねここって!ととらえるかで、
見方がだいぶ変わると思ってます^^
一話分の記事内容は短くなっちゃいました。
昔なら、vol③くらいで完結してるお話だったりします^^;
だって今回の職場、土曜日はランチ無いし、
ゆっくり午後出勤ですからw
ああ~ん、夜更かしできるのさいこー☆
お洗濯も出来ずに出かけることもなく、寝て曜日になりそうっす^^;
ここってどんなとこなんだろ?とか調べてる時間とか結構好きなのよ~^
というか今6時半・・・
ちょっと寝ちゃったかな(・.・;)
さて、帰りのバスの時間をちゃんとチェックするなんて、
やっぱり一人旅ではないですね~!
(いつも調べているのかもしれませんが・・・)
それからちいちゃな寄合バスもいい雰囲気のようでした!
今日も曇り空ですね、土日休みですか?
韮山の時には分校が有りました韮山共和小学校、高学年からは本校へ行くんです、その他には高原小学校が有りました。
とても気になりますっ(-_-)ニヤリ
…おや、時刻表に、写真を撮る義兄上のお姿が…(-_-)ニヤリ
車窓からのさくらキレイですね。
それにしても、地元密着型のミニバスですね。
廃屋の学校?
分校にしても小さいですね。
木札の「特別教?」、最後の文字が読めない。
何かの別棟だったんでしょうか?
次回も楽しみです。
ウチからそんな遠くないのにすっげぇアクセス悪くて遠回りしないと行けない秘境です。
最近は廃校好きなんですよ~
廃校だけじゃなくて田舎の学校が好きな感じかな?
面白そうですな~
展開に期待! (^^
今起きました☆
ではでは不動産にアパートの更新しに行ってから出勤したいと思います^^
しかし、桜はやはり綺麗ですねぇ♪
ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
↑ 使ってみたかっただけw
その場に居合わせているみたいで、ワクワク、ドキドキ
テンション上がって来ました
白バスかと(-_-)ニヤリ
300円は高いんだか安いんだか???
まるでタクシーの後席みたいに感じます^^;
うちの近所のバスも最大でもせいぜい10人くらいしか
乗らないから、マイクロバスでも良いな〜
この辺りに住まわれている方のほとんどは
自家用車で移動されているんでしょうが,
車のない家庭(お年寄り)とかは大変ですね.
しかし,ちゃんと通勤快速があるとは・・・(笑)
凄い山道であることはわかりましたが、下調べ無しって
さすがですw